■ バージョン 2.0 の修正について (2013.12.3)
◉「はなまる」の不具合が発生していましたが、12月6日修正を完了しアップデートされました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
■ 子ども向け ToDoアプリケーション
「はなまる」は、「一人でできた」という達成感を味わい、「自分でやってみよう」という意欲を高めるための子供用ToDoアプリです。
小さなお子さんも一目で「次に何をしたらいいか」が分かるよう、無駄な機能を省き、シンプルな操作性を追求しました。
また、お子さんが達成感を味わい、「目標に向かってがんばってみよう」という意欲を高めるために、様々な工夫が凝らされています。
■ はなまる、ついたよ!
「はなまる」最大の特徴は、スタンプ機能です。
お子さんは誰でも、何かできたときにシールを貼ってもらったり、スタンプを押してもらうことが大好き。「はなまる」のスタンプ機能を使えば、それが携帯でできるのです。
例えば、「ご飯を残さず食べる」という目標(タイトル)を設定した表を作り、1回できる度にスタンプを押していきます。スタンプが一つずつ溜まっていくことで、あとどれくらいでゴールに到達するかが、一目で分かります。
表が全部埋まったときには特別のごほうびを用意するなど工夫次第で、小さなお子さんもより積極的に目標を達成しようとするでしょう。
また、表をスタンプで一杯にすることで達成感が得られ、自分で目標に向かって努力する意欲が高まります。
■ ひとりで、できたよ!
言葉を覚え始める2、3歳頃から、子どもは何でも「じぶんで!」やりたがります。 ところが、日常生活で大人が何気なくしている行動にも細かい手順があり、これが十分に理解できない小さなお子さんは、大人のように簡単に行動することができないのです。
そこで、「はなまる」のスケジュール機能を使って、お子さんに「次に何をしたらいいか」を示してみましょう。シンボルと文字の両方であるスケジュール(作業内容)の一つ一つの作業を画面に表示することができるので、小さなお子さんでも一目で「何をしたらいいか」が分かります。一つの作業が終わり、画面をタップすると、その作業を表すシンボルにはなまるがつきます。また、スケジュールの一連の作業が全て終了すると、くす玉が割れたりファンファーレが鳴ったりごほうびのイラストが表示されたりと、楽しい仕掛けも盛りだくさんです。
こうして「ひとりでできた!」という体験を積み重ねることで自立性や自主性が養われ、何でも自分でやってみようという意欲へ繋がるでしょう。
■ たとえば、こんな風に
□ ひとりでおきがえできるようになりたいな
「はなまる」のスケジュール機能を使って
「服を着る」という行動の中に含まれる作業の手順を一つずつ示してみましょう。
「したぎをきる」→「シャツをきる」→「シャツのボタンをはめる」→「ズボンをはく」→「くつしたをはく」→完成!
「やった!ひとりででできたよ!」「すごいわね!」
□ こんなにはやくできるよ
「はなまる」のタイマー機能を使って、「服を着る」というスケジュールにかかる時間を計ってみましょう。
「服を着る」というスケジュールで、タイマーを5分に設定
「さぁ、この数字が0になるまでに、お着替え終われるかな?」「うわ〜、がんばらなくちゃ!」「やった!まだ0じゃないけど、おきがえおわったよ!」「がんばったわね、えらい、えらい!」
□ いいこでまてるよ
「はなまる」のスケジュール機能を使って、今日の午後の予定をお子さんと確認してみましょう。
「おひるごはんをたべる」→「スーパーへいく」→「ゆうびんきょくにいく」→「コンビニにいく」→「アイスをかう」→「おうちにかえる」→「おやつをたべる」
「スーパーと郵便局でお母さんがご用を済ませている間いい子にしていたら、コンビニでアイスを買っておうちで食べましょうね、」「うん、わかった!」
■ はなまるの使い方
[基本の流れ]
①タイトル画面をタップする
アプリを起動したら、まずタイトル画面をタップしてください。
タップすると保存されているスケジュール(作業工程)が表示されます。
②実行したいスケジュールを選ぶ
次に、実行したいスケジュールを選んでください。選んだスケジュールの作業の流れが表示されます。
③作業を実行し完了する
一つの作業を達成することができたら、「できた!」をタップして下さい。はなまるが押され、その作業が完了したことになります。作業の名前、もしくは画像をタップすると、その作業が大きい画面で表示されます。
④次の作業を実行する
作業を大きい画面で表示している場合、矢印ボタンを押すと次の作業が表示されます。スケジュールのすべての作業にはなまるがつくと、ごほうび画面が表示されます。
【何度もタップすると〜〜☆ いっぱい ほめてくれちゃいますよ!】
[スケジュール(作業工程)の作り方]
①「新しく作る」をタップする
新しくスケジュールを作るには、スケジュール一覧の画面下にある「新しく作る」をタップします。スケジュールをつくる画面が表示されます。
②スケジュールなどのアイコンを設定をする
スケジュールのアイコンや、ごほうびをそれぞれ設定します。アイコンとごほうびはアルバムから読み込むか、カメラで撮影する必要があります。写真を読み込むと写真を正方形に切り取る画面が表示されるので、写真の位置を調整し「選択」をタップして下さい。読み込んだ写真がアイコンとして設定され、「保存」をタップするとスケジュールが作成されます。また、ここで設定する「ごほうび」はすべての作業を完了したときに表示される「ごほうび画面」で使われます。
③作業を設定する
次に、スケジュールの中身を作ります。「+」ボタンをタップすると新しい作業が入力できるようになり、ここにアイコンとタイトル、音声を入力します。音声は5秒まで録音できます。
④設定を保存する
「保存」をタップし、スケジュールの作成を完了します。
[スケジュールの編集と削除の方法]
①編集するスケジュールを選ぶ
スケジュールを編集する時は、編集したいスケジュールをタップします。
②スケジュールの編集または削除をする
スケジュールを追加する場合は「+」ボタンをタップし、順番を変更したい場合は右端を押しながらドラッグします。スケジュールを削除したい時は、削除したいスケジュールの「-」ボタンをタップし、「Delete」をタップすると削除が完了します。
[作業の編集と削除の方法]
①作業の編集モードに切り替える
スケジュール一覧から編集したい作業の入っているスケジュールをタップし、右上の「Edit」をタップすると、作業の編集モードに切り替わります。
②作業の編集または削除をする
新しく作業を追加したい場合は「+新しく作る」をタップしてください。作業の名前を変更したい場合はボックスをタップし、新しく入力します。音声を変更したい場合は赤いマイクの録音ボタンをタップすると再び録音できます。再録すると、今までの音声は上書きされて消えてしまうので、ご注意ください。作業を削除したい場合は、「-」ボタンをタップすると削除ができます。
[かかった時間を計る]
①時間を計りたいスケジュールを選ぶ。
「はなまる」には、スケジュールを達成するのにかかった時間を計る機能があります。まずは、実行したいスケジュールを選んでください。
②「タイマー」ボタンを押す
作業が並んでいる画面の右下の「タイマー」ボタンをタップしてください。時間を設定する画面が表示されます。
③目標タイムを設定する
目標にする時間を選んでください。
④スタートを押す
「スタート」をタップすると設定した時間からカウントダウンがはじまります。目標タイムを過ぎるとカウントアップがはじまり、目標タイムからどれくらい経過したのかすぐに分かります。「なし」に設定してある場合は最初からカウントアップがはじまります。
⑤かかった時間を見る
全ての作業を完了しごほうび画面に移ると、かかった時間が右下に表示されています。今まで一番早く出来たベストタイムも保存されます。
[スタンプ機能の使い方]
①「スタンプ」ボタンをタップする
タイトル画面の下側にある「スタンプ」ボタンをタップしてください。台紙がある画面が表示されます。
②シートの設定をする
画面の右上にある「設定」をタップしてください。ここで台紙のタイトル(目標)や種類を変更できます。タイトルを変更する場合は「タイトルを変更」をタップし、タイトルを入力します。台紙の種類を変更する場合は「台紙を変更」をタップしてください。3種類の台紙があるので、その中からひとつ選び「決定」をタップしてください。
③スタンプを押す
画面の下側にあるスタンプの絵をタップし、スタンプを押したいところで押さえ続けるとスタンプが押されます。
④スタンプを消す
画面の右上にある「設定」をタップし「スタンプをすべて消す」をタップすると、押したスタンプを全て消す事ができます。一度消すと元には戻らないので注意してください。
■ がんばったね!
お子さんにとって一番嬉しい「ごほうび」は、やはりお家の方や学校の先生など、身近な大人に褒めてもらうことです。
「はなまる」を使って、スケジュールに沿って行動したり、手順を確認しながら自分で何かができたり、目標を掲げた表が花丸で一杯になったりしたら、大いにお子さんを褒めてあげて下さい。
「がんばったね!」「すごいね!」の一言で、お子さんは自分を認めてもらえたと感じるでしょう。
ドロシー・ロー・ノルト博士が書いた有名な「子どもが育つ魔法の言葉」に、こんな一節があります。
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
自分を認めてもらえたお子さんは、自分のことが好きになります。
そして何かをやり遂げるには、目標を決めて努力を重ねなくてはならないということを小さい頃からお子さんに教えていくことが、身近な大人の役割でもあります。
「はなまる」を使って実現できる目標を立て、励ましたり支えたりしながら見守ることで、お子さんは「自分でできた!」という自信を身につけることができます。
この自信が、さらに新しいことに挑戦してみよう、という意欲に繋がるでしょう。
こうして自分の行動に自信を持ち、自分が好き!と胸を張って言えることは、この先の人生においてお子さんの大きな財産になるはずです。
「はなまる」を通じ、多くの方により前向きに「生きる力」を身につけて頂けることを願っています。